更地の前で考える

更地になったところに雑草がにょきにょきと伸びてきているのを見る度に、この敷地内の野生が戻ってきたんだなあとよく思います。”家”という人工物がとりはらわれ、その地に元々存在していた潜在的な力を発揮しているような、どうしてもはみ出してしまう強力な生命力を感じるのです。

人間の身体でいえば。。超デトックスした後(断食とか)や、病気やけがから回復した後に感覚が鋭敏になるといわれているような感じなのかもしれない。今回の自粛で、交通量も減ったからなのか、散歩中普段見ている道路沿いの緑も濃く見えた。

私達の生活の中には、よく”不自然なもの”、”自然界に存在しないもの”が食べものの中や生活用品の中に混入していたりする。情報は錯綜して色んな健康法が流行り、いかにもを装う新商品まで登場し消費者の不安をあおってお金を巻き上げようとする人達もいる。でも”不自然なもの”を否定するつもりはない。私も充分お世話になっている。

外的な事もだけど、内的な事はどうだろう。生まれてから家庭という小さな社会の中で刷り込まれている小さな思いこみ、幼かった頃に所属していた小さな社会集団の中で囚われてしまっている自分のあるべき姿。そういうのって知らず知らずのうちに抱え込んで、大人になって何かにぶち当たった時に過去にトラックバックしてみるとくっきりとその時の自分がいま眼の前で起きている問題に繋がっている事もあるのではないだろうか。

そういった”不自然なもの”や”思いこみ”を取り外していくと写真の更地の様になるのかな、世界が360°違って見えるのかな、とよく妄想します。

今日は投票日です。今までとは違う東京が眼の前に拡がる事を願って。

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