
【備忘録として 1月11日 鏡開き(異なる地域もあり)】
早くも2021年の大後悔。私は鏡もちを飾らなかった。。。。。。ああ。。。
歳神様をお迎えするための鏡もち。三種の神器の鏡の形に似せて作られたという記述があるそうです。それだけ神聖なものとして崇められていたのでしょうか。
そしてそんな神様が滞在していたお餅を切ってはならぬという事で刃物ではなく木槌で割って頂くと。木槌の準備はばっちりなのに肝心のお餅はないという私のお正月の悲劇。。確かに刃物で切っては痛いですよね。いや、木槌も痛いと思うけど。。
割られて出た餅の玉は皆に分け与えるという意味でもお年玉のルーツにもなっているとか。その点からも計画的に切り分けられるよりは割って飛び出た方がサプライズ感があってお年玉の嬉しさも一味違った感じになりそう。。
平安時代には長寿を願った歯固めの儀式というのが一緒に行われていたそうです。歯は命!
知らない事だらけで上澄みの知識しかすくえていない感が拭えないのですが、行事のひとつひとつが色んな出来事に結びついているのだなあと、改めて日本文化の面白みを感じました。年を追ってひとつひとつ、自分自身の経験を重ねていけたらよいなあと思います。来年は鏡もち!今から鼻息荒め。
【参考文献】
・くらしのこよみ 七十二の季節と旬をたのしむ歳時記 / うつくしいくらしかた研究所 / 平凡社
・浮世絵で見る年中行事 / 中村祐子・大久保純一 / 山川出版社
・こころもからだも整うしきたり十二カ月 / 井戸理恵子 / かんき出版
・暦のある暮らし 旧暦で今を楽しむ / 松村賢治 / 大和書房
・「和の食」全史 縄文から現代まで 長寿国・日本の恵み / 永山久夫 / 河出書房新社
・季節のなかの神々: 歳時民俗考 / 小池淳一 / 春秋社
・日本鏡餅組合 / http://www.kagamimochi.jp/