じわじわと語りかけるちいさなクッキー

昨日コーヒーを飲みたいと思って近所のカフェに赴きましたが、エスプレッソマシンが故障でカード決済機能もダウン、現金をあまり持っていなかったので希望のメニューとは違うものをオーダーしました。そしたら「もし良かったらこれ、どうぞ。色々とご迷惑をおかけしてすみません」とそっとちいさなクッキーを飲みものと一緒に置いていってくれたのです。こういう場面に立ち会うといつも「粋だなー」とほれぼれします。

外でお茶を飲みながら店員さんの働いている姿を見るのが好きです。私がこの人生の中で何度かトライしてはいつも諦めざるを得ない職種、それが飲食業。。そう、きびきびとした動き、そして後頭部にまで持っている眼を光らせて時間と常に戦いながら調理し、サーブする。食材という賞味が極めて短いものを扱うということは、何かを誤魔化そうものならすぐに見破られてしまう。そんな事を日々息をするように行っている彼らは私の憧れです。

そして拾った球をセッターがアタッカーにトスを回してバズンと打ち込む、例えそれがどんなに難しい球だったとしてもなんとか繋ぐ。そんな一連の流れが瞬時に行われる光景を思い出させてくれる様な華麗なチームプレイを見せつけられると客席でひとり燃えております(元バレー部)

華麗なプレーも見ごたえがあるけど、その中に更に個人個人をしっかりと見てマニュアルにはない人との距離感とか、優しさとかを打ち出せる事も同様に凄いな、と思います。このカフェの店員さんは打ち解けやすい感じで、気持ちの良い対応をしてくれる感じ。70歳位のおそらく常連のおばあちゃんが店先に自転車をとめて「アイス買っちゃったから長居できないんだけど、コーヒーお願いするわー、おほほほほー」みたいな会話をしていて、地域密着でこつこつやっている感じがなんだかこの梅雨の憂鬱をしばし和ませてくれるようでした。

昨日友人ともっと個人個人をみてくれるような社会になれば良いよね、なんて話していたのでタイムリーな出来事でした。